静かになったな。終わったようだが。。。
「出来栄えは?」リビングに戻ってきた2人に、自分の見込みを確信するかのように聞いてみた。
「ああ、さすがソジュンヒョン、かなりいい線いってるんじゃね?な?ジウンヒョン。」
「パウダールームにいるよ。確認してみたら。」
(うーん、まあまあだな。連れて歩いても恥じゃないようだし。
なんとかなるレベルだな。)
ジウンが了解した段階であることをソジュンもソウも感じ取っている。
ソジュンがパウダールームのドアをノックするも返事がない。
「?アキラ、入るぞ」
片足を洗面台に預けて、鏡に写っている自分を眺めているアキラがいた。
どことなくうっとりとしているかのようにも見える。
「アキラ?」
「あ、ソジュンヒョン……」
「うーん、十分かわいい。。。
アキラ、ちょっとお願いしたいことがあってね。
この格好で、こんどジウンとちょっとしたパーティに行ってもらいたいんだ。
女装なんて辛いとは思うんだけど頼めるかな?
訳アリの事でね。くわしく説明できないんだけど、理解してくれるかな。」
(いちいち説明してなくても理解してくれる弟達と違って、ちょっとした面倒くささを感じている。)
「……アキラ?、聞いてる?」
「あ、はい、まあ。僕 いいです よ。
・・・・ところで shaverシェイバー あります?」
「は?シェイバーって、剃るやつ?」
「はい、えっと…身だしなみ 必要 かな…///」
「・・・・・」
妙な雰囲気を感じ取っているリビングの2人。
ドアを勢い良く開けてソジュンが入ってくる。
どことなく足早に自室に戻りながら
「OKだ。うまく歩けないだろうから、工夫してあげて。じゃ、当日!」
雰囲気の理解に苦労している残された2人。
ほどなくして、アキラがウキウキ感を漂わせながら出てきた。
「オンマ、メイクして~((엄마 オンマmake up 좀 해주세요チョン ヘジュセヨ~))」
「あら、まあまあ…((オモ어머 ,어머 어머,・・・♪
可愛いわ~。お兄さん達と遊んでいたの?
仲良くって、うれしいわ~」
オモニ……三人目も男の子で諦めたけど、女の子が欲しかった人だからな。
はしゃいじゃってるな。
アキラ……君からすると俺の母はオンマじゃないだろ。ってか、そっちに目覚めたのか…
アキラの女装がえらく気に入ったらしく、オモニが義足が目立たないデザインのこれまたセクシーキュートなドレスをあつらえてくれた。
「リップはこの色が似あうわ」
「あら、このネックレス、イメージピッタリ!」
「ウィッグなんかも見てみようかしら……」
楽しそうにショッピングをしている姿を見ると、アボジの大けがの後、ふさぎ込んでいて心配だったが、これはこれで良かった……のか?
「보이스ボイス」・・・あのヒョク節(?)がたまりませんでしたよ~
ドラマ中、「ソソ食堂」(だったかな?)という看板をチラッとお見受けしたんですが、「輝いたり狂ったり빛나거나 미치거나:(邦題 輝くか、狂うか)」の「ソソヒョン」とひっかけたんでしょうかね?
お読みいただき、ありがとうございました。
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