Brothers 제 10 회 第十話

これは恋? 

ツアーもひと段落。久しぶりのオフで実家に帰れた。グループのメンバーと過ごすホテル暮らしも楽しいが、やっぱり落ち着くな。

ピアノの音だ。
この音色、ヒョン達じゃない。……誰だ?

リビングに置いてあるグランドピアノを弾いているアキラの姿があった。
意外と上手いじゃないか。

ピアノを弾く美少年の図。カー、絵になるね~。

~♪
パチパチパチ……
「あ、ソウヒョン。おかえりなさい。」
「結構弾けるじゃないか、アキラ。上手だ。」
「へへ、ありがと、ございます。」

「……で、なにをそんなに悩んでるんだ?」
「え?」
「ヒョンは音楽業界の人だぞ。音に思いっきり『悩み事抱えてます』って乗ってる(笑)。
話してごらんよ。案外スッキリするかも、だし。」
「あー、えっと……」
。。。。。
「まっ、話したくなったらいつでもおいで。さっきの曲、ヒョンも弾けるよ。連弾してみるか。」

いつか、聞けるかな。アキラも気づいてないその恋の悩み。

これは、意外な展開になってきたぞ。俺も驚きだ。顔に出そうだったよㅋㅋㅋ
かわいい、ウリマンネヤ。ヒョンはいつもお前の味方だよ。人を愛することに許されない事なんて、あるようでないもんじゃないかな。

 

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祖母法事 アキラ能力推測

今日は祖母の法事だ。僕の実の祖母でもあり、いつも行ってくれているハラボジ(祖父(ヒョン達のお父さん、会長)がまだ入院中なので、今年はオンマと呼ばせてもらっているハルモニ(祖母(ヒョン達のお母さん)とヒョン達とでお寺に出かける事になった。

「アキラ、まだか?皆、下で待ってるぞ。」
「あージウンヒョン、ちょっと タイ 結ぶ 出来ない。
ネクタイ よくしない。スクール ラフ格好 良いだった……」
「あぁ、どれ見せてみ。」
 女性じゃないんだからこっち側からだと感覚がおかしいな。。。
 アキラの後ろ側に回り込むジウン。
「覚えろよ。こうやって、こうする、っと。」
「お、コマウォヨ(ありがとう)、ヒョン。」

そのままゆっくりと後ろからやさしく抱きしめられる。
鏡に2人の姿が重なって写っている。

「ヒョン?」
「……難しく考えるな。」

タイの結び方の事だろう。自分に言われたと思った。でも、そうでもないような気もする。
「イェ(はい)……」一応答えたものの「?」が消えない。

兄さん達みたいに分かり合えていない。
仲が悪いわけじゃないのに、どことなく壁の向こうにヒョン達がいる感覚がある。ジウンヒョンをすぐ近くに感じられたあの時のような感覚が今はもう消えている。

少し暗い表情になったアキラを見て、ふっと微笑み
軽くアキラの肩を叩いて、ジウンは出て行った。

「おーい、まだか?」
下でソウが呼んでいる声が響いた。
「今、今行く します!」

ユンソンヒョンが運転するバンに乗り込み寺に向かう。

助手席にソジュンヒョンが座り、会社の話をしている。
俺の横にソウが座り、ヘッドフォンをしてリズムをとりながら音楽を聴いている。
休みが取れた、とかいっているが、どうせこの後の食事が目当てだろう。あそこのアジュンマが特別に作ってくれるパッピンスが小さい頃から大好きだったな。
一番後ろにオモニとアキラが座り、さながら女子トークが弾んでいる。
アキラ、今日も女装が良かったんじゃないか? 時折、小さい子に言葉を教えるオンマになっている。

アキラ……
あれは、なんだったんだ。どう思い返しても、テレポーテーション(空間移動)だ。

アキラをすぐ近くに感じたのは確かだが、俺の力だけじゃない。
アキラが俺の中のなにかを目印に飛んできた……そんな気がする。
なにか、目印……目印になる何か。何かをつけたのか?
「つけった」って(笑) 動物のマーキングじゃあるまいし……

!マーキング?! 
////
アイツ、無意識だったとは言え、俺にあれでマーキングしたのか?!
あの感覚、普通じゃなかった。あれしかないじゃないか!

ちょっと、待てよ。
だとすると、父親の事故の時……
父と子程の血の繋がりの強さなら、いちいちマーキングなんて面倒くさいことしなくてもいいってことか?

今アイツの中に俺はそれ程濃く残っていないようだった。
唇を合わせる程度のマーキングならこんなもんってところなのか?

……それじゃあ、もしも、もしも……

肌を重ねたら////

はっ!
ソジュンヒョンとソウが「ジーーーー」と俺を見ていた。
「勝手に読むなよ!!」
「ダダ漏れ分かってて考えてたのはダレだよ。」

「どうした?どうしたんだ?」ユンソンが訳が分からず、聞いてきた。
「また、俺だけ仲間外れかよ。」
(ユンソンヒョン、聞かないでくれ。)

(最後の所はともかく)「たぶんその推測、あってると思う。」
ソジュンがつぶやいた。


 お読みいただきありがとうございました!

 


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