Brothers 제 14 회 第十四話

メモリ

刺傷事件の決定的証拠となる犯罪を依頼した夫人の通話が、録音されていることは分かった。
しかし、それを手に入れる手立てがない。

着服の方もユンソンヒョンとキム課長が手を尽くしてくれているが、あと一歩のところまでくるものの、その度に邪魔が入り決定打とならない。
そちらの方で尻尾をつかんだとしても、わかってはいるが、刺傷事件の事は隠されるだろう。

ソジュンが会社の役員として入って手伝っている。

支援事業を外部の会社に委託する件は最終決裁で止めている。
しかし、理事会で押されればそれまでだろう。
最終的には俺を廃してでも決定させる勢いだ。

八方塞がりだ。ここまでなのか。

先祖代々今まで築き上げ、そして父が受け継ぎ積み上げてきた企業の社風が変わっていく。
私利私欲が絡んだ浅ましくも汚く、どす黒い方へ暴走していってしまっている。ここまでくると手段を問わない感だ。

救いたい。
俺達の力だけではもうどうしようもならないのか。

ソジュンが毎日のように会議で急き立てられている時、薄汚れた封筒がイ・ユンソン宛に届いた。
封筒の裏には宛名同様殴り書きされた差出人の名前が書いてあった。
まるで「気付いてくれ!」とでも言いたいかのかように。

差出人の名前にユンソンが驚いた。
幼馴染のあだ名だ。
貧しかった子供のころ、比較的裕福だった友達がいた。
兄弟のように仲が良く、ずいぶん世話になった。
そんな友は父親の事業が失敗し、行方知らずとなった。
大人になり、偶然にも再会した彼をユンソンは幾度となく世話してきた。
会長に相談し、どこか良い就職先はないかと探していた矢先、危ない組織に入ったようだと聞いたときはひどく心配した。
しばらく音信不通になっていた彼から届いたものだった。。。

一枚のメモリが入っていた。
セキュリティロックがかかっていて開くことが出来ない。

ユンソンはソジュンの力に頼るべく渡した。 
ソジュンはメモリの内容が能力で察知できた。

夫人との通話だ!
送り主の残存も感じ取れる。
「ヒョン、この彼が今までの事、感謝しているって、伝えてるよ。」

ユンソンはソジュンにメモリに関しては一切を任せることにした。
もちろん友人を気にしていることもソジュンには伝わっている。

ソジュンはロック解除を試みが、どうしても入れない。
ただの悪徳請負業者だと甘く見ていたが、思いのほかしっかりとセキュリティを掛けてある。
ジウンが能力を使って似たようなケースのセキュリティロックを解除した事があった。
今回もできないだろうか。


 

 お読みいただきありがとうございました!

 

 


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